月明かりの下で苺は草臥れる

ポケモンの総合レート中心に更新、たまにほかのこと。

【シングル】控えめスイクンについて

自分が最近使ってるスイクンの紹介です。
個人的にすごく好きなポケモンなので、こういう感じで使ってるというのが少しでも伝わればと思います。


まずはΩR・αSリーグのシーズン8レート後半のスイクンのデータです。

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性格はほぼ図太い一択。持ち物についてはカゴの実とゴツメだけで約9割の占有率。この事から最近のスイクンは眠るカゴか瞑想型、または両方の特徴を持ち合わすハイブリット型。またその亜種として、氷技を切ってステロやゴツメのダメージを蓄積させるカバルドンみたいな熱湯吠える眠る寝言@ゴツメのような型等が主流となっています。前世代などで多かった毒をばら撒くスイクン(所謂ノイクン)の毒々採用率はわずか4.8%、合わせて臆病や最速スイクン等もほぼ絶滅。シングルで非常に使用率が高いガブリアスガルーラバシャーモファイアロー等の物理ポケモンに役割を持たせるためにB寄り配分はレート環境に順応していった結果が特色強く顕れていると思います。ゴツメでのダメージ蓄積や物理に対して裏からのクッションとして、また高耐久な水タイプポケモンとして一線級に返り咲いているといった印象です。

〈今回のコンセプト〉

その物理受けスイクンが主流の環境で、あえてC補正スイクンを使う理由は比較的通りの良い水技+氷技の範囲によるダメージ蓄積と水タイプとしての役割遂行です。

前者はダメージの蓄積はサイクル戦の中で相手に負担をかけるということで、高火力なメガシンカポケモンで抜きやすくするために相手の体力を削るパターンをより強い動きにするため、火力を引き上げる。これはB寄り配分のスイクンが得意とする物理ポケモンに対して、物理特殊ポケモンどちらとも対峙して広範囲を殴っていけるようにというスタイルの対面構築の思考に近いです。

後者は水技が弱点のポケモンを確実に落としたり、炎や鋼半減のタイプ耐性を活かして殴るということです。周知の通り、一般的なスイクンは低火力で水弱点の相手も一発で落とせないことが多々あるので(もちろん1発で処理しなくても違う役割は持てる)、水のタイプ一致技を撃つ機会にこれを考慮するならばC振りに重点を置くべきだと考えました。


〈調整〉

控えめ 207(252)-x(↓)-135-156(252↑)-135-106(6)(理想個体)


調整も何もない振り方で控えめのHC252S6振りです。これに至る経緯の説明としては、まず普通のスイクンが到達できないC142↑を目指して調整を始めました。しかしC140後半ラインの火力では火力照準を明確に当てるポケモンがなかなか見つからず、水技の威力調節やジュエルアイテムの消滅等もあってできる限り高い数値を求めたいと思ってCに振り切ることにしました。

実際の厳選個体は理想値を引けてないので振り切り安定というのもあります。

具体的な水技の火力目安を挙げるとすれば

○C156ハイドロポンプ
・H215-D92カバルドンを乱数1発(93.8%)
・砂嵐状態のH207-D140メガバンギラスを確2
・突撃チョッキ持ちH195-D100霊獣ランドロスを乱数1発(93.8%)
・H217-D85ドリュウズを確1
・光の壁状態のH155-D100メガバシャーモを乱数1発(62.5%)
・D+1状態のH161-D125ウルガモスを乱数2発(92.6%)
・H198-D126ヒードランを確1
・晴れ状態のH185-D135メガリザードンYを確2

等、威力が修正されたとはいえ、弱点であれば性格補正なしや熱湯では乱数になってしまうポケモンも上手く倒していくことができます。またサブ技である冷凍ビームの火力も同時に上がり、最近見るようになったAD252振りガブリアスやメガボーマンダ等を1発で処理したり、不利な相手である耐久振り威張るボルトロスやサンダーへのダメージ幅を上げたりと副産物も生まれてきます。S×2/3の追加効果のある凍える風よりも冷凍ビームである意味も見出だせるので、控えめスイクンは出来る限りC156に近づけるべきだと思いました。

耐久に関しては特防はXY期に頻繁に使われていた零度スイクンと同じ、一世を風靡したHS252振りスイクンと一緒で、H振りだけのダメージ計算ならたくさん検索で出てくると思うので割愛とさせていただきます。

一番後回しにしたSについては、無振り+1のS実数値。これは凍える風の不採用なのでS-1での調整は不要。
(もちろん味方の岩石封じ等の連携を考慮しない場合)

努力値を捌ききれなかったのもありますが、S106はガルーラ+クレセリアの組み合わせを殴りに来るSの速いギルガルド(S補正なし204振り)との同速対決を捨てない、瞑想を積んでシールドフォルムを上から叩けるようにという理由も考慮。結果的に、この調整としました。


〈持ち物〉

一般的なスイクンとほぼ同じでいいと思います。ただプレートやゴツメ等の火力補助や特殊ポケモンとの撃ち合い範囲をさらに拡張させる突撃チョッキのアイテム等の優先度が高く、逆に技スペースの厳しい眠る用のカゴの実やメリットの薄い食べ残しの優先度は低めかなと思います。自分は即効性ある回復ソースで柔らかい耐久をある程度までリカバリーできるオボンが一番使いやすく感じるので、繰り出し回数が稼ぎやすいオボンの実を持たせています。


〈技構成〉

ハイドロポンプ(確定)/冷凍ビーム(確定)/吠える(選択)/瞑想(選択)

性格控えめの熱湯でも十分火力は出せて火傷が狙えるので中々強いものの、コンセプトであるダメージ蓄積の幅を上げたいのもあって命中率を考慮しても水技は出来る限りハイドロポンプを採用したい所。水タイプの補完として優秀で、弱点の突きやすい冷凍ビームも確定。残りの2つの技は色々と試案した結果、メリットとなる攻撃技で採用に至る技がないので攻撃技2つ+補助技2つの構成が一番有用だと思います。補助技の選択については従来のスイクン以上に起点になりやすく、苦手な相手も引き摺りだして弱さを印象づけてしまうので吠えるを優先的に採用。残りの一枠には最初弱点を突かれる不利対面を覆せるミラーコート(誰がなんと言おうとミラコは補助技)でした。しかし、最終的には特殊技への耐性強化ができる瞑想を採用。1回積むことができればH167-D170のギルガルド(シールドフォルム)をハイドロポンプでちょうど確2(ダメージ85~102)で落としたり、タイプ上ある程度有利な鋼タイプへのダメージ量上昇も期待できるので、瞑想+吠えるという技構成にしています。


〈運用〉

構築的にはクッションとしての耐久はないものの、高い対面性能は保持できているのでガルーラ軸の構築には違和感なくすんなり溶け込みます。自分はハイドロポンプ+メガガルーラの捨て身タックルで猫騙しを挟まずに多くの低耐久ポケモンを縛ったり、冷凍ビームで飛行タイプ等にダメージを蓄積させて格闘タイプのメガバシャーモで全抜きを目指すといた使い方が、火力を引き上げた理に適ってると思います。なので特に相性はいいといったポケモンはいないものの、高火力のメガシンカポケモンとの組み合わせが、構築上図太いスイクンよりも相手を崩す速度が上手く機能してくれると思います。

技構成配分が簡素、ただ対面を意識して撃ち合うといった役割ながらも、非伝説の中では水タイプ最上位のスペックを再認できるはず。


おわり。

【シングル】剣舞メガバシャーモ入りボルトランド

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種族名 特性 持ち物 技.壱 技.弐 技.参 技.肆
バシャーモ 猛火(加速) バシャーモナイト 飛び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 守る
ボルトロス(化身) 悪戯心 命の珠 ボルトチェンジ 10万ボルト めざめるパワー氷 挑発
ギルガルド バトルスイッチ 弱点保険 シャドーボール 影打ち 聖なる剣 キングシールド
ボーマンダ 威嚇(スカイスキン) ボーマンダナイト 捨て身タックル ハイパーボイス 流星群 地震
ランドロス(霊獣) 威嚇 ゴツゴツメット 地震 岩石封じ 蜻蛉返り はたき落とす
スイクン プレッシャー オボンの実 熱湯 冷凍ビーム ミラーコート 吠える


XY期からメガバシャーモ入り構築として最も基本形ともいえるバシャーモ+電気タイプ+鋼タイプの理論を残しつつ、対面性能落とさないように軸の取り巻きを形成。鋼枠をギルガルドにすることによる地面の一貫性をボルトランドで断ち切り、蜻蛉返りとボルトチェンジで展開の補助。もう1つのメガ枠にはバシャーモと同じく上から火力を押し付けやすく、展開の起点を与えてしまう可能性を相手に思考させて広く撃ち合えるポケモンとして、ボーマンダを採用。最後に相手の炎タイプや高耐久ポケモンを処理しつつ、水耐性を構築に付与させる形でスイクンの起用。腕白ランドロスが強いと聞いたので厳選を始めたら、理想値-3というまずまずの個体を足早に入手できた私的事情もこの構築を組むキッカケになったひとつ。


個別(実数値は理想記載)

バシャーモ 意地っ張り 175-233-105-×-101-128(メガ進化後)

シングルでの受けづらさはメガガルーラに引けを取らない軸。
テンプレの技構成は攻撃技3つ+守るの構成ですが、今回サブウェポンの枠に採用したのは剣舞。剣舞といえばステロや壁のサポートを利用して全抜きの体制を整えるのが一般的ですが、流し性能やサイクルを構築で意識すればスタンダードに搭載できる技だと思います。合わせて配分もSを最低限まで落としてH実数値を高く設定。範囲はもちろん狭くなるものの、2体の威嚇やボルトチェンジ等で上手く積んでいきたい。

ボルトロス 臆病 155-×-104-163-100-179

ボルチェンによるダメージの蓄積を大きくするために持ち物は珠。
配分はキノガッサの岩石封じ等の不一致岩技から生存率を上げるためにB振り。
技範囲は2つの攻撃技で十分なので、補助技に崩されないように挑発。

ギルガルド 冷静 167-70-174-107-171-58

シャドボ+影打ちで多くのポケモンを落とすことができ、自分の中で対面性能が最も高いと評価している弱点保険型。配分は意地っ張りメガマンダの1舞地震確定耐えまで少しBに振ってほぼHC。弱保型でもあるのとないのでは安定感が大きく違うのでキングシールドは絶対切りたくないという持論。

ボーマンダ 無邪気 175-188-156-140-100-188(メガシンカ後)

広く撃ち合うメガ枠としての採用なので竜舞型よりも構築に合いそうなのでフルアタ。
捨て身タックル流星群地震以外の残りのひと枠はサイクルの中で相手を消耗させることができる毒々や限定的ながらも構築に不足している炎打点の大文字等の中で取捨選択しました。その結果、ゴツメ+捨て身の反動を軽減したり、物理受けに刺さったりと色々と都合がいいハイパーボイスに。

ランドロス 腕白 191-165-154-x-100-119

火力と素早さを犠牲にして屈強な物理耐久ラインまで引き上げた配分。耐久を伸ばしたことでバシャーモ等の裏からのクッション性能や威嚇によるサイクル回しの役割を安心して担える。
基本的には後手となり、冷凍パンチ持ちガルーラの増加などの向かい風があるものの、物理に役割を薄くしたスイクンをカバーしたり、蜻蛉で有利対面を明け渡しやすい威嚇+HBベースは現環境でもまだ光るスペック。

スイクン 控えめ 207-x-136-156-135-105

今回の構築アクセントで、5世代のジュエルハイドロポンプを彷彿させる控えめスイクン。熱湯によるダメージ蓄積の幅を引き上げ、零度や神速の抜けた穴をミラコと吠えるを搭載させる。
瞑想やねむカゴ型とは別の対面性能を持たせて、ある程度動かしたいので持ち物はオボンまで確定。


シーズン8の残り一週間はこの構築で遊びたいと思います。
おわりっ。

【ダブル】追い風ブラック - Generation Showdown -


うっ…左眼が昂ぶり疼く…

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種族名 特性 持ち物 技.壱 技.弐 技.参 技.肆   
イベルタル ダークオーラ 拘り眼鏡 悪の波動 バークアウト デスウイング 気合玉
グラードン 日照り(終わりの大地) 紅色の玉 大地の力 噴火 岩雪崩 守る
ギルガルド バトルスイッチ 食べ残し アイアンヘッド シャドーボール キングシールド ワイドガード
レパルダス 悪戯心 気合いの襷 イカサマ 嘘泣き 挑発 電磁波
クチート 威嚇 クチートナイト じゃれつく 叩き落す 不意打ち 守る
ファイアロー 疾風の翼 命の珠 ブレイブバード 追い風 フレアドライブ ファストガード

イベルタル  控えめCS
グラードン  控えめHCD
ギルガルド  冷静HAC
レパルダス  陽気BS
クチート   意地っ張りHAS
ファイアロー 陽気AS


書いてないのを思い出してひっそりと更新。

2/13から3日間開催されたジェネレーションショウダウンに参加していました。

そこで使っていた構築です。

XY期のバトルレジェンドルール以降あまり評価されていないイベルタルで一矢報いたいと思って構成を練り、追い風やゲンシグラードンで制圧を目指すコンセプトです。

大会の揺るぎないトップメタであるゲンシグラードン+クレセリアの組み合わせを切り崩すことができる眼鏡の火力に惹かれたので、今まで使ったことのなかったC特化+拘り眼鏡のイベルタルを追い風下で動かすエースとしました。考えていた段階では通りが良く使いやすいタイプ一致技が悪の波動となるので、専用技や範囲技を持った他の禁止伝説級ポケモンよりも場の制圧力が弱くてサイコブレイクを獲得したミュウツーと同じく地味な印象がありました。しかし、さすがはC131族に専用特性だけあってDに薄い配分のクレセリアを重力起動前に確1にしたり、低火力のバークアウトや不意打ち、イカサマ等の行動読みで動いた相手を大きく消耗させたりと、一線からやや引いた玄人向け?まずまずの性能、といった面白いポケモンでした。火力目安としてはダークオーラ悪の波動でH227-D159までのクレセリア(無補正H252D68)までを1発、H252振り化身ボルトロスの耐久指数辺りから確2になります。また嘘泣きがあればHDに大きく割いたゲンシグラードンも悪の波動で1発等、こちらの特殊ゲンシグラードンとも特防ダウンを共有する旨みが生まれます。

もう1体の伝説枠に採用したゲンシグラードンも初めて使う特殊型でしたが、追い風や嘘泣きからの晴れ噴火が強力でこちらも好感触といった感じでした。なによりも横のポケモンやワイドガードを気にせず、技を外さないが優秀で好感が持てました。

しかし、この2匹では火力で押しきれない場面は勿論あり、いっそもう一回り尖ったメガ進化ポケモン等を組み込んだら改良の兆しとなるかもしれません。

結果的に、戦績は1日の最大試合数をこなせず、最終レートも1640付近でやめてしまったのでイマイチとなってしまいました。

ただ伝説ポケモンは選出段階から2匹と、従来のGSルールとは全く異なるルールだと感じたものの、使っていて楽しい構築だったので満足、とします。


おしまいっ。

【全国ダブル】ガルガルドランダー

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種族名 特性 持ち物 技.壱 技.弐 技.参 技.肆
サンダー プレッシャー 達人の帯 10万ボルト めざめるパワー氷 熱風 追い風
ギルガルド バトルスイッチ もののけプレート シャドーボール 影打ち ラスターカノン キングシールド
ガルーラ 精神力(親子愛) ガルーラナイト 捨て身タックル 蹴手繰り 冷凍パンチ 守る
ヒードラン 貰い火 命の珠 大文字 熱風 大地の力 守る
クレセリア 浮遊 オボンの実 サイコキネシス 凍える風 電磁波 手助け
ランドロス(霊獣) 威嚇 突撃チョッキ 地震 岩雪崩 蜻蛉返り 馬鹿力


特に戦績等はないので簡単に。


自分がシーズン7期で使っていた追い風ガルーラを軸のスタンに、サンダー+ギルガルドという並びを新たに取り入れた形。


XY環境では図太いサンダーや残飯ギルガルド等を好んで使うことが多く、あまり攻撃的な配分を使ったことがなかったので感触を確かめたかったのがきっかけ。またサンダーの調整を探している時にこの記事(全ルール対応帯サンダー | 鵜呑みにしなかった結果)を見つけて、サンダー+ギルガルドと並べた際に炎電気氷鋼ゴーストの技でほぼ等倍以上のタイプ範囲で殴っていけるのがORAS環境でも強そうだと思ったのも組み込んだ理由の一つ。


今回の構築の主役はサンダー。今までガルーラ軸で不明瞭にしていたクチート入り構築に対して、手助け熱風でメガクチートを1撃で処理するパターンができるよう持ち物は達人の帯+C振りが前提。
羽休めや回復ソースとなる持ち物は持たないので、素早さをあげるよりも耐久を上げてから動かす従来の追い風サンダーとしても流用する方が使いやすそうだと思ったのでHCベースの配分を考えることに。H-Bラインはメガクチートのじゃれつくを耐えるのは勿論、A216霊獣ランドロスのダブル補正岩雪崩2耐えやA194キリキザンの不意打ち2耐え等を満たす197-110ラインに設定。特防に振る余裕もなさそうなのでできる限りHを高めておきたいとする意図もあります。Cは手助け+熱風で157-115メガクチートを最低乱数以外1発にし、残りをSに回すと準速70族抜きとなります。S123は最速ギルガルドや準速メガバンギと同速となってしまうものの、努力値を食い潰してこれ以上は回せないので197-AX-110-187-110-123の配分になりました。


ヒードランギルガルドはそれぞれ最初はヒードランがシュカの実、ギルガルドが命の珠でした。
しかし先発の裏からヒードランを投げて貰い火発動晴れ熱風でメガリザードンYを確2にするために珠が必要。その他にもヒードランに珠を持たせることで大地の力でH157-D170ギルガルドを1発や手助け大文字でメガガルーラを1発で処理する動きができたり、全体攻撃である熱風で締めやすくなるので、ギルガルドに持たせるよりもメリットが見込めます。しかしギルガルドも前述のコンセプト通り火力強化アイテム+C振りから調整を始めたのでやむを得ずギルガルドもののけプレートに。プレートでも増幅は小さいものの、メイン技であるシャドボで調整を崩すには十分。一般的なワイドガードの枠には影打ちを採用。先発で削った相手にトドメを刺したり、追い風下でも使う機会のある有用な技。


ガルーラの技構成は自分の中では現環境で最も動かしやすい4つの構成で確立。技はPT次第という理論も覆すほど使われる技が決まっているダブルのメガガルーラですが、不意打ちも猫騙しも扱いはシビアになり、今回の構築ではしっくり来ないので採用を見送り、構築内に必要な冷凍パンチ+守るの2つを起用しています。猫騙しを切っても最速切りにする理由にはならないので最速。


選出に関してはサンダー+ギルガルドの初手を基本とし、ほぼサンダーガルーラ+αから選出。ミラーが多発するガルーラスタンにはこちらの守るガルーラでアド差を広げられるように上手く盤面を動かす。


めざめるパワー地面クレセが手に入るまではこの構築を煮詰めていこうかなと思います。


おわり。

【ORASGS】【ダブル】眼鏡ゼルネアス入りグラガルクレセ

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種族名 特性 持ち物 技.壱 技.弐 技.参 技.肆
グラードン 日照り(終わりの大地) 紅色の玉 断崖の剣 岩雪崩 オーバーヒート 守る
カイオーガ 雨降し(始まりの海) 藍色の玉 根源の波動 潮吹き 冷凍ビーム 守る
ゼルネアス フェアリーオーラ 拘り眼鏡 マジカルシャイン ムーンフォース 気合玉
ガルーラ 精神力(親子愛) ガルーラナイト 捨て身タックル 猫騙 不意打ち 守る
クレセリア 浮遊 ゴツゴツメット サイコキネシス 冷凍ビーム 手助け トリックルーム
ファイアロー 疾風の翼 気合いの襷 ブレイブバード 追い風 挑発 ファストガード


改造でもいいので色ゼルネください。


フロッゼさん主催のORASのGSカップトーナメントで使おうとしてた構築。

GSカップトーナメント 第5回 1月11日 20:00~:フロッゼのニコニコ ポケモン 育成記 - ブロマガ



あと3回ある大会も日程を見る限りだと参加できなさそうなので追悼出筆。

ORASの原子回帰によって破格のスペックとなったグラードンを使いたくて発起した構築。また地面との攻撃面の補完に優れるフェアリータイプのゼルネアスをエース起用とし、2枚で主に場を制圧していくというのが基軸となるコンセプト。2体決まったところで次にメガ枠の取捨をすることにしました。最初は同じくハイスペックとなったメガレックウザを考えたものの、制限枠+メガ枠を割いて1体ずつ抜いていくといった攻め方はメガミュウツー等と同じく自分の中ではあまり大きな強みとは結びつかなかったので不採用としました。しかし構築的にはメガ枠としてのパワーを落とすわけにもいかないので、猫騙しが使えてかつ禁止級伝説枠とも火力では引けを劣らないメガガルーラで落ち着きました。残りの一般枠には素早さ調整を担えるスペックを持つという点を優先項目とし、地面などの耐性面を考慮し、クレセリアファイアロー。最後のの1体には制限枠が余っているのでグラードンゼルネアスでカバーできない攻撃範囲として水タイプのゲンシカイオーガ。ゲンシグラードンの影に曇りがちとの評価も多いですが、それでも特性や種族値など全体的な性能としては他の伝説ポケモンとは一線を画しているポケモン。安直な採用理由からコンセプトとしての起用まで活躍できる場面は多そうです。


個別

>ゲンシグラードン@紅色の玉 意地っ張り
実数値:207-242-181-153-121-112

エースとして動かしたいのでA上昇の性格は確定。配分はS90族でかつメタが張り巡らされた中で上手く動くにはある程度の耐久が必要と思ったので、H252前提としての配分調整。しかしできる限りAも高めに設定しておきたいので、特防実数値D121をC222ギルガルドのプレートシャドーボール2耐えを目安として留めました。またS90族の素早さは意識し出したら埓が明かず、あまり振りすぎるとトリックルーム下で影響が出始めるのでSはミラー意識程度とし、残りをAに全振りました。メインの地面技は断崖の剣ですが、明確な火力仮想はしておらず、並べることの多い一般枠が守る持ち+地面無効2体なので命中安定の地震でもいいと思います。地面+岩技+守るの基本的な技3種以外の残り1枠にはオーバーヒート。B調整が重視されるようになったGS環境では鋼タイプなどにダメージが高くなるのはもちろん、ゴツメHBモロバレルや威嚇持ちのAS霊獣ランドロス等を確1で吹き飛ばすことができます。原子回帰で上昇したCも無駄にすることがないので、すんなりと採用することができました。


>ゲンシカイオーガ藍色の玉 臆病
実数値:175-AX-111-232-180-156

天候奪取よりも相手の追い風後のS90族等を意識し、少しでも動ける機会を得るために最速。攻撃範囲を広める水タイプとしての採用で火力を下げる必要もないのでとくに調整はせず、臆病CS全振り。技は必須技である根源の波動に、追い風下や守るを読まれるタイミングで一掃にも使える潮吹き、便利な守るの3つは確定。残りの1つには、水技無効の特性や潮吹きで6割近く削れるので対カイオーガを意識した雷より、ゲンシグラードンと対峙した時に手詰まりにならないように定番の冷凍
ビームに。絶対零度でもいいと思います。


ゼルネアス@拘り眼鏡 臆病
実数値:201-AX-116-183-118-166(実際は非理想値)

使用率が高いパワフルハーブではなく、手軽に火力を引き上げられる拘り眼鏡を持たせての採用。眼鏡を持たせても火力がどうしても足りないので全抜きさせる動かし方ではなく、ジオコントロールを警戒させて相手の耐久無振りゼルネアスを9割削るムーンフォースや範囲攻撃のマジカルシャインで負担をかけていきます。控えめにしたいところですが、グラードンと同じくミラーが多発するポケモンなので臆病最速。フェアリー技以外はほぼ使う機会がないので寝言とかでもいいかもしれません。


メガガルーラガルーラナイト 陽気
実数値:181-177-120-CX-72-120-167

伝説枠と並べた際に広く縛っていくため、とくに調整はせずに最速。合わせてメイン技も最も高威力を出せる捨て身タックルで確定。けたぐりを使いたい場面が減り、他に優先すべき技もないので守るを自然と採用。


クレセリアゴツゴツメット 図太い 232
実数値:227-AX-166-99-168-106

GSルールにおいて従来の立ち位置である高耐久のトリックルーム要因+ゴツメによる削りをこなす役割。合わせて耐久調整も主に禁止級伝説を意識し、BをA232メガレックウザの画竜点睛2耐え、DをC232ゲンシカイオーガの雨下根源の波動を最高乱数*2以外2耐えに設定。スキルスワップや月の光など詰め込みたい要素はたくさんあるものの、トリックルームと削りの攻撃技2つは優先事項。取捨の結果、最後まで腐りづらく、3体の伝説枠の全体攻撃を狙える手助けを採用。


ファイアロー@気合いの襷 陽気
実数値:154-133-91-83-89-195

技構成は通りのいい飛行技による削り+サポートのテンプレ。メガレックウザの神速やメガクチートの不意打ち、悪戯心等防ぎたい先制技は多々あるので、ファストガードの優先順位は高め。最初は範囲攻撃でダメージを蓄積させて後発から先制技のブレイブバードで抜いていくといった立ち回り
も狙えるようにプレート等の火力強化アイテムを考えていました。しかし追い風の起動や盾として窮屈な動きもある程度融通が効くように最終的には気合いの襷となりました。


スペックの高いゲンシポケモン2匹+ゼルネアスを中心に組んだので選出パターンは多め。とくに初手グラードンから入れそう場合は、追い風トリル猫騙しとどの一般枠とも相性は悪くないので広く立ち回れます。ゼルネアス猫騙しジオコントロールの可能性を考慮させ、挑発等を受ければすぐアドに繋がるため、高火力なカルーラと並べることが多いと思います。


あまり対戦できそうにないルールながら、久しぶりに考察したGS関係のルールで、楽しかったので満足しました。

おわり。