月明かりの下で苺は草臥れる

ポケモンの総合レート中心に更新、たまにほかのこと。

鉢巻ビリジオン入り砂スタン【トリプル】

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ビリジオン@鉢巻
173-135-93-Cx-150-176
インファイト/リーフブレード/ストーンエッジ/二度蹴り

バンギラス@鉄球
207-202-133-Cx-120-59
噛み砕く/投げつける/岩雪崩/守る

ランドロス@ヤチェ
165-130-110-167-100-168
大地の力/めざめるパワー氷/蜻蛉返り/守る

ラティオス@スカーフ
155-Ax-101-200-130-162
流星群/サイコキネシス/神秘の守り/トリック

ヒードラン@食べ残し
193-Ax-127-154-128-141
熱風/大地の力/挑発/守る

スイクン@オボン
204-Ax-136-115-136-147
ハイドロポンプ/冷凍ビーム/追い風/日本晴れ



最近どのルールでもあまり見なくなったビリジオンを使いたかった構築。

まずトリプルでビリジオンを使う際に大きな障害となる飛行、エスパー、ゴースト、氷などのポケモンに対する圧力としてバンギラスを起用。次にバンギラスと相性が良く、ビリジオンが脆い物理技方面へのケアとして霊獣ランドロス。4匹目にはトルネロスを上から縛れて、高い攻撃性能を持ったドラゴンのラティオス。次にバンギラスと同じくビリジオンの苦手な飛行技、炎技、氷技をカバーでき後発から投げやすい鋼枠としてヒードラン。最後に高い耐久で追い風などのサポートが使える水タイプとしてスイクンを採用といった順序で編成。


個別


ビリジオン
今回の基軸であるポケモン。どう足掻いても種族値は変えられないのでエース仕様というよりは雨パにある程度強い特殊耐久と高めの素早さを生かして、草+格闘の範囲で有利な相手をMOVEを交えながら倒していくといった形で運用する色合いを強く残しています。そのため意地っ張りで火力を引き伸ばすよりも、広く先手を取れるように陽気。合わせて努力値もまず袋叩き構築のエースとして扱われるテラキオンと同速で争えるように最速。ドリュウズの地震やユキノオーの吹雪にはダブル補正で耐えれることが多く、素早さをとれば耐久調整も火力も中途半端になってしまうのでA全振りとしました。持ち物については最低限草や格闘が弱点のポケモンに対して打点を確保し、足りない火力を補うために強化アイテムは確定。挑発や守るの補助技を使わせるよりも、タイプを生かすコンセプト通り攻撃させることを意識して拘りアイテムである鉢巻にしました。1.5倍の火力アイテムを持たせた事によりインファイトでH207-B130のヨプバンギラスやH181-B151ナットレイ確1にし、格闘としての役割を果たすことができます。また等倍でもリーフブレードでH184-B115ガブリアス程度の耐久なら確2になるため、一度に6匹のポケモンが動くトリプルの1ターンで低火力が陥りやすい火力の押し負けも、ある程度回避することができます。

バンギラス
初手からの天候奪取や、今回の構築では対策が薄くなっているトリックルーム下で動かせるように持ち物は鉄球。またクレセリアの弱点をつける唯一のポケモンなので、一度きりながらも大きくダメージを稼げる投げつけるを採用。

ランドロス
火力よりもトリプルでよく見かける威嚇や鬼火などによって腐らないことを重視して特殊型。また今回の構築をとってみればラティオス以外地震に巻き込まれるので大地の力をメイン技、不足している氷技を補うめざめるパワー氷をサブ技として採用できる等の理由もあります。3つの技以外には蜻蛉返り。後発にビリジオンがいれば弱点である水技の受け先になり、再び出して威嚇を重ねることによって物理耐久の補強等のシナジーが身込めるので他の技を切って採用。

ラティオス
ビリジオンが苦手な負けん気トルネロスやスカーフ以外のドラゴンを縛るためにスカーフ。また重力催眠のコンセプトの担うクロバットなどの状態異常対策として先手で神秘を貼ることも役割のひとつです。性格は他のルールよりも抜かれて困る相手が少ないため、冷凍ビームで拘らなくても流星群で無振り霊獣ランドロス程度の耐久なら80%の確率で落とせる火力まで高めた控えめです。技についてはトリックルームを始めとするコンセプトを持ったパーティの妨害手段がヒードランの挑発しかないので、阻礙策としてトリック。

ヒードラン
補完としての組み込みなので、後発からの負担軽減や守ると合わせて居座るための補助等トリプルでも汎用性が高く便利な食べ残し型。身代わりが欲しい技ですがトリプルの多彩な戦術に対する挑発、トリルシャンデラや採用率の高いバンギラスに対する大地の力といった技構成です。

スイクン
高耐久の水枠。トリプルで端から端まで届く範囲技があることを考慮するとHSベースではサポートに信頼性を置けないので耐久をカバーするために持ち物はオボン。日本晴れや追い風の補助技を使ったあとに負荷をかけられ、火力の足りない鉢巻ビリジオンの圏内にいれる範囲を広げるために少しだけC振りで水技にはハイドロポンプ。


種族値の悪い配分であるビリジオンをカバーするために全体的に種族値のある構築となりました。ビリジオン自体は苦手なポケモンにはとことん弱くタイプを過信するとすぐ縛られますが、天候ポケモンに対してはある程度有利に動けるので天候の取り合いが激しいトリプルでも活躍できる範囲だと思いました。

おわり。